眠れない、眠れない、眠れない...

爆発した星が頭上で音楽を奏でてる。ダイヤモンドの星は、ひっそりと宝物を隠している。くじらになって、煌めく星々の間を泳ぐ。或いは魂だけになって。
ひとつの星に行ってみる、そこは灰色で
あるものは埃だけ。球体のワームホールを眺める、表面を銀河が渦巻いている…。
わたしは宇宙のどこかにいる。そこは緑と花でいっぱいの菜園で犬とまた会える。
すこし歩いていくと小さな家がある、そこには母がいる。ここにはみんながいるとわたしは知ってる。いつかわたしたちは同じところに行く。
近所には色んな肌の人々がいて同じ言葉で話す。
果物の籠を抱えて笑っている人たちがいる。嬉しそうな犬の顔を両手で挟んで笑う。
ここでは二度と離れない。わたしたちはずっと幸せに暮らせる。